花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
ここでの仕事が好きだし、ここで働くみんなも好き。
上司にも同僚にも恵まれている。
おじいちゃんの決めた相手と結婚したらこの仕事も続けられなくなるかもしれない。
ダメダメ、余計なことは考えるな。
ブンブン首を横に振って仕事を進める。
今日は定時内に仕事を終わらせると、花屋に立ち寄ってから歓送会の会場へ向かった。
研究所から徒歩十五分ほどの距離にある居酒屋は、うちの所員の行きつけのお店。
店員に花束を預かってもらい、宴会会場の二階の和室に足を運ぶと研究員さんが十人くらい集まっていた。
今日の歓送会の幹事は私。
割とうちの部の歓送会は出席率がいいのだが、岡本さんは参加しない。
いや、そもそも彼が飲み会にいる姿を見たことがない。職場でも姿を見ることがほとんどなかったし、噂で彼の話を聞くしかなかったから、どこか謎めいた存在だった。
まあ、あの働き方を見ていると、研究に人生を捧げている人なんだと思う。
「花音先輩、今日なんか手伝うことあれば遠慮なく言ってください」
上司にも同僚にも恵まれている。
おじいちゃんの決めた相手と結婚したらこの仕事も続けられなくなるかもしれない。
ダメダメ、余計なことは考えるな。
ブンブン首を横に振って仕事を進める。
今日は定時内に仕事を終わらせると、花屋に立ち寄ってから歓送会の会場へ向かった。
研究所から徒歩十五分ほどの距離にある居酒屋は、うちの所員の行きつけのお店。
店員に花束を預かってもらい、宴会会場の二階の和室に足を運ぶと研究員さんが十人くらい集まっていた。
今日の歓送会の幹事は私。
割とうちの部の歓送会は出席率がいいのだが、岡本さんは参加しない。
いや、そもそも彼が飲み会にいる姿を見たことがない。職場でも姿を見ることがほとんどなかったし、噂で彼の話を聞くしかなかったから、どこか謎めいた存在だった。
まあ、あの働き方を見ていると、研究に人生を捧げている人なんだと思う。
「花音先輩、今日なんか手伝うことあれば遠慮なく言ってください」