ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
今まで下を向き、ペンを走らせていた青年が顔を上げる。緑色の瞳をしているのだな、とその時初めて気が付いた。
「ガラティア国王は、妻は娶らないと決めたはずだが?」
「そんなことを言われても、実際送られてきてしまったので」
「はっ」
今度の『はっ』はたいそう感じが悪かった。シアは胸の前に抱えている鞄に目を落とした。まさか、ここまで歓迎されないとは思ってもいなかった。
「妻は娶らない。呪いが伝播しては困る。そう先方にも伝えたはずだが?」
シアがこの場にいるというのに、ふたりとも見事なまでにシアを無視して話を進めている。
やっぱり感じ悪い。
ガラティア国王エヴァンドロ。
魔物を退治に行った時、魔物から呪いを受けたらしいというのは、戦地から帰ってきた兵士から教えてもらったこと。
(――呪いを解くために送られたんだと思ってたんだけど)
どうやら違ったらしい。もしかしなくても、厄介払いだったらしいと改めて知る。
「帰国してもらえ。俺が頼んだのは、瘴気を祓うことのできる聖女であって王妃じゃない」
「護衛は彼女を放り出して、行ってしまいましたが」
「ガラティア国王は、妻は娶らないと決めたはずだが?」
「そんなことを言われても、実際送られてきてしまったので」
「はっ」
今度の『はっ』はたいそう感じが悪かった。シアは胸の前に抱えている鞄に目を落とした。まさか、ここまで歓迎されないとは思ってもいなかった。
「妻は娶らない。呪いが伝播しては困る。そう先方にも伝えたはずだが?」
シアがこの場にいるというのに、ふたりとも見事なまでにシアを無視して話を進めている。
やっぱり感じ悪い。
ガラティア国王エヴァンドロ。
魔物を退治に行った時、魔物から呪いを受けたらしいというのは、戦地から帰ってきた兵士から教えてもらったこと。
(――呪いを解くために送られたんだと思ってたんだけど)
どうやら違ったらしい。もしかしなくても、厄介払いだったらしいと改めて知る。
「帰国してもらえ。俺が頼んだのは、瘴気を祓うことのできる聖女であって王妃じゃない」
「護衛は彼女を放り出して、行ってしまいましたが」