あのっ、とりあえず服着ませんか!?〜私と部長のはずかしいヒミツ〜
「わ、分かったわよ! でも! 違うなら違うって美住さん自身が否定すれば済んだだけなんじゃないの!? こんなみんなを巻き込んでショーじみたことするなんて……悲劇のヒロインぶるのも大概にしたらどう!?」
自分が信じていた笹尾からコケにされていたことを知って、あまつさえそれを皆の前で公表されたことが相当腹立たしかったのだろう。
この期に及んで物凄い剣幕でそんなバカなことを訴えてくる安井に、岳斗は心底吐き気を覚えた。
「杏子ちゃんの言うことを誰一人として聞こうとしなかったのに? そういう状況を作り出した張本人は貴女だと思っていたんですけど違いましたか?」
岳斗の言葉に、ギャラリーが「確かにそうよね。安井さんの取り巻きをしてる古田さんと木坂さんが中心になって美住さんの悪口を言いふらしてるの見たもの」だの「私もあの二人から美住さんを無視するように言われた」だの囁き合う声が聞えてきて、取り巻き二人がそそくさと視線を落とすのが分かった。
「わ、私はっ! 別に古田さんや木坂さんにそんな指示なんて出してないわよ!? ね!? そうよね!?」
それを形勢不利と見るや否や、安井が二人に詰め寄って。うつむいたままの木坂が、「し、指示はされてないけど……安井さんが美住さんに罰が当たればいい言ったから。私、安井さんのためを思って動いただけだよ?」とゴニョゴニョ言って、古田もそれに便乗してコクコクとうなずく。
安井はそんな二人に「頼んでもいないのに……勝手に酷い!」と被害者面を決め込んだ。
途端、古田がしゃがみ込んでワッと泣き出して、木坂は安井を見詰めたまま呆然自失の体で立ち尽くす。
自分が信じていた笹尾からコケにされていたことを知って、あまつさえそれを皆の前で公表されたことが相当腹立たしかったのだろう。
この期に及んで物凄い剣幕でそんなバカなことを訴えてくる安井に、岳斗は心底吐き気を覚えた。
「杏子ちゃんの言うことを誰一人として聞こうとしなかったのに? そういう状況を作り出した張本人は貴女だと思っていたんですけど違いましたか?」
岳斗の言葉に、ギャラリーが「確かにそうよね。安井さんの取り巻きをしてる古田さんと木坂さんが中心になって美住さんの悪口を言いふらしてるの見たもの」だの「私もあの二人から美住さんを無視するように言われた」だの囁き合う声が聞えてきて、取り巻き二人がそそくさと視線を落とすのが分かった。
「わ、私はっ! 別に古田さんや木坂さんにそんな指示なんて出してないわよ!? ね!? そうよね!?」
それを形勢不利と見るや否や、安井が二人に詰め寄って。うつむいたままの木坂が、「し、指示はされてないけど……安井さんが美住さんに罰が当たればいい言ったから。私、安井さんのためを思って動いただけだよ?」とゴニョゴニョ言って、古田もそれに便乗してコクコクとうなずく。
安井はそんな二人に「頼んでもいないのに……勝手に酷い!」と被害者面を決め込んだ。
途端、古田がしゃがみ込んでワッと泣き出して、木坂は安井を見詰めたまま呆然自失の体で立ち尽くす。