深まり愛~彼は一途な想いを貫く~
掛けてきたのは、小野田のお父さんと典子さんだった。二人は背後に見える室内の様子から家ではなさそうだ。
「私たちは家です。そちらは、どこですか?」
『私たちは伊豆のホテルに来てるの。新婚のクリスマスはどう?』
「どうって……普通に楽しんでいますよ」
典子さんの質問に恭也は淡々と答えていた。
それにしても、クリスマスイブをホテルで過ごすとは素敵だし、仲が良いな。
寄り添って画面に映る二人の顔はにこやかだった。
『典子、新婚の邪魔をしてはいけないよ。恭也がムッとしている』
『あら、これはムッとした顔だったのね。ごめんなさいね。お二人、素敵な夜を過ごしてね!』
「はい……あ……」
こちらが返す前に通話は切断された。お父さんと典子さんは二人で納得して、早々と終えてしまったのだ。
恭也がムッとしていた?
彼は気まずそうな顔を私に向ける。
「顔に出ていたかな……」
「かもしれないね。だって、ムッとしていたのは事実でしょ?」
「ああ……みんなしてさ、俺たちの邪魔をするから悪い」
「成瀬家からも掛かってくるかもよ。あ、でも、受験生にクリスマスはないかな?」
「私たちは家です。そちらは、どこですか?」
『私たちは伊豆のホテルに来てるの。新婚のクリスマスはどう?』
「どうって……普通に楽しんでいますよ」
典子さんの質問に恭也は淡々と答えていた。
それにしても、クリスマスイブをホテルで過ごすとは素敵だし、仲が良いな。
寄り添って画面に映る二人の顔はにこやかだった。
『典子、新婚の邪魔をしてはいけないよ。恭也がムッとしている』
『あら、これはムッとした顔だったのね。ごめんなさいね。お二人、素敵な夜を過ごしてね!』
「はい……あ……」
こちらが返す前に通話は切断された。お父さんと典子さんは二人で納得して、早々と終えてしまったのだ。
恭也がムッとしていた?
彼は気まずそうな顔を私に向ける。
「顔に出ていたかな……」
「かもしれないね。だって、ムッとしていたのは事実でしょ?」
「ああ……みんなしてさ、俺たちの邪魔をするから悪い」
「成瀬家からも掛かってくるかもよ。あ、でも、受験生にクリスマスはないかな?」