深まり愛~彼は一途な想いを貫く~
中田家、小野田家と続くと次は成瀬家かと思われるけれど、翔太くんが受験生だから静かに過ごしているかもしれない。
「翔太は甘い物が好きだから、たぶんケーキは食べていると思うよ」
「ケーキが好きなんて、かわいいね。合格したら、お祝いにケーキバイキングに連れて行ってあげたいな」
「翔太と二人で行くの?」
「そのつもりだけど、翔太くんは嫌がるかな?」
「いや、翔太じゃなくて……」
恭也は途中で口をつぐんで、私の左手を両手で握った。
なんだか切羽詰まった様子に、腰が引けそうになる。
どうしたの?
何を言おうとしているの?
「俺が嫌なんだけど。何で翔太と二人で行こうとしてるの? 俺も混ぜてよ」
「でも、恭也はたくさん食べれないよね? 楽しんで食べれないよね?」
先月にテレビの情報番組でケーキバイキングの特集を流していた。それを見た恭也は顔をしかめて、あんなに食べれないと言った。それで、私は友だちと行こうかなと話し、恭也は行ってきなよと返した。
だから、敢えて恭也も一緒に行こうと言わなかったのだが……もしかして、妬いている?
「翔太は甘い物が好きだから、たぶんケーキは食べていると思うよ」
「ケーキが好きなんて、かわいいね。合格したら、お祝いにケーキバイキングに連れて行ってあげたいな」
「翔太と二人で行くの?」
「そのつもりだけど、翔太くんは嫌がるかな?」
「いや、翔太じゃなくて……」
恭也は途中で口をつぐんで、私の左手を両手で握った。
なんだか切羽詰まった様子に、腰が引けそうになる。
どうしたの?
何を言おうとしているの?
「俺が嫌なんだけど。何で翔太と二人で行こうとしてるの? 俺も混ぜてよ」
「でも、恭也はたくさん食べれないよね? 楽しんで食べれないよね?」
先月にテレビの情報番組でケーキバイキングの特集を流していた。それを見た恭也は顔をしかめて、あんなに食べれないと言った。それで、私は友だちと行こうかなと話し、恭也は行ってきなよと返した。
だから、敢えて恭也も一緒に行こうと言わなかったのだが……もしかして、妬いている?