21トリソミー
パソコンを眺めながらぼんやり考えていると、
「おはようございます」
友樹が出社してきた。
「おはようございまーす」
奈子はいつも通り、挨拶を返すが、
「…………ます」
自分の夫ともケンカ中の私は、【おはようございます】の大事な所を全て省略した『ます』だけを口にした。
この事務所の空気なんて入った瞬間から良くなく、換気したところで澄むわけでもないのに、何も言わずに無視するなんて雰囲気を悪くするだろう。何か言わなきゃ。と思って口に出したのが『ます』だった。
友樹は私の方をチラっと見たが、何も話し掛けてくることはなく、パソコンを立ち上げた。
暫くすると他の営業さんや課長も出勤してきたため、3人だけの居心地の悪さは和らいだ。
「おはようございます」
友樹が出社してきた。
「おはようございまーす」
奈子はいつも通り、挨拶を返すが、
「…………ます」
自分の夫ともケンカ中の私は、【おはようございます】の大事な所を全て省略した『ます』だけを口にした。
この事務所の空気なんて入った瞬間から良くなく、換気したところで澄むわけでもないのに、何も言わずに無視するなんて雰囲気を悪くするだろう。何か言わなきゃ。と思って口に出したのが『ます』だった。
友樹は私の方をチラっと見たが、何も話し掛けてくることはなく、パソコンを立ち上げた。
暫くすると他の営業さんや課長も出勤してきたため、3人だけの居心地の悪さは和らいだ。