君恋し。





正直期待していた。悪夢のようなサイレンも数分間なのか数十分なのか分からないほどに耳に張り付いていて。
例外的に慣れこのまま眠れるのではないか。恥ずかしいことがこのままやみくもに消えていき、私は無実の民になれるのではないか。
今はもう夕方からだいぶ陽が落ち、恐怖を際立たせていたスマホの痙攣が止まる。


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