空を見上げて~優しい風 次世代編~
「碧空くん。寝てるの?
起きてるなら、
一緒におやつ食べようよ。
あの二人なら帰ったから。」

お母さんだった。

僕は紙をちぎって
『ホントに?』
と書いて、ドアの隙間から渡した。

お母さんを疑いたくなかったけれど、
僕は本当に中川が苦手なのだ。

「大丈夫よ、ちゃんと
謝って帰したから。」
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