クールな御曹司は湧き立つ情欲のままに契約妻を切愛する
「瑠璃、もっともっと俺を求めて。そしてわがままを言え。全部受け止めるから。俺の前では何も隠すな」

伝えられたその言葉がとても嬉しい、ありのままの自分を受け入れてくれる人がいる。

お礼を伝えたいのに、強い快感で意識が飛びそうになる。ただそれでも思いを伝えたくて私は何度も「凛久」と名前を呼んだ。

いつの間にか意識を失うように眠ってしまっていたようで、私はゆっくりと気だるい身体を感じながら目を開けた。

横で抱きしめてくれている彼の瞳とすぐにぶつかり、ホッと安堵する。

「悪い。気を失うなんて思ってなかった」
本当に申し訳なさそうな彼に、首を振って否定する。

「大丈夫です。私こそ寝てしまって」
「瑠璃、また口調戻ってる」
まさか抱き合った後もそれを言われるとは思っておらず、言葉を止めた。

「だって、あの時は夢中で……。何も考えられなかったから」
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