クールな御曹司は湧き立つ情欲のままに契約妻を切愛する



幸せだと仕事もはかどる気がした。意地を張って藤堂に戻ることを拒んでいたが、学ぶことも多く、いい刺激を受けてスタンリーカフェもさらに業績を上げている。

雅也も営業部長としてバリバリ仕事をしてくれているし、俺も藤堂の取締役、そしてカフェ部門のトップとして毎日が充実している。

この機に、本社も藤堂の自社ビルに移転して、元居た社員も快適に働いているとの声を聞いて安心している。

久しぶりにデスクワークが早く終わったこともあり、瑠璃に会いたいという下心もあり、俺は表参道店へと向かっていた。

新しくしたパフェも好調だと聞いているし、今回は絶対に食べようそう思っていた。

しかし、渋滞にはまり少し遅くなってしまい、店に着いた時には瑠璃の勤務時間ギリギリなっていて、俺は急いで店内へと入った。

店内はたくさんの人がいて、そのことに嬉しくなりつつカウンターへと並ぶ。
順番がきて、オーダーをしようとした俺に、佐野が気づいたようでなぜか思い切り睨まれる。

元々、瑠璃に好意を持っていることは薄々気づいていたが、今日のこの瞳は今までとは違うように見えた。
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