クールな御曹司は湧き立つ情欲のままに契約妻を切愛する
そして、サングラスを外すと私をゾクリとするほど冷たい視線で見下ろす。

「今更そんなことを言っても遅い。俺との結婚を了承したのは瑠璃だ」

「でも……」

その先の私の言葉は彼のキスに寄って封じられる。すべてを飲み込むようなキスに私は驚いてされるがままになっていた。

言葉の途中だったこともあり、あっさりと咥内に彼の舌が入ってきて、私のそれを絡み取る。
歯列をなぞられ、どちらの物かわからない唾液が唇から零れ落ちる。

どうしてこんなことをするのか問いかけたいのに、そんな言葉を発する余裕など全くない。

いつの間にか、凛久さんは私の着ていたドレスの後ろに手を回しファスナーを卸すのが分かった。

背中にひんやりとした冷房の感触と、やたら熱い彼の手を感じてビクリと肩が揺れた。

「男が服を送るのは、脱がすためだって知ってるか」
いつもより数段低い声が耳朶に触れて、そのまま首筋を舐めあげられる。
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