どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~


デザートを口に運びながら、薬指の指輪を見つめる。

すごい。
ほんとにすごいな。

ダイヤがキラキラしてる。


「綺麗」

「リングの裏に、MAYUって入ってるんだ」

「すごい!!」

「結婚指輪は一緒に考えような」


そっと手の上に手を重ねる圭史さんは、優しいけど熱い目をしていた。



「これから、大変なことももちろんあると思う。辛い思いもさせるかもしれない。でも、俺のこと信じて、一緒に乗り越えていこうな。ひとりで抱えたりすんな。いつでも俺に頼っていいから。俺は、仕事がいくら大変でも、万由のことは守るからそれだけは忘れるな」


「うん。わかった。私も、いろいろ迷惑かけちゃうと思うけど、いい妻になれるように頑張る」

「頑張らなくていいんだよ。そのままで。俺のオアシスだろ?そのままの万由でいい」



指を絡めた瞬間、表情が変わる。



「なあ、万由。俺、もう我慢の限界」


「え?」



ニヤリと笑った圭史さんはもう野獣に変身寸前だった。




会計を済ませ、エレベーターに乗った圭史さんが耳元で囁く。



「隣のホテル、部屋取ってある」


握った手が熱くなるのを感じた。




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