どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~
「万由、今……このオフィスに俺達だけって知ってた?」
「え、そんなことないって。まだ8時半……誰か来ま、す」
唇を奪われた私は、もう何も言えないくらいに体が熱くなっていた。
下唇を優しく噛んでから、舐められる。
拒否することなんて、できない……
こんなにも私は求めている。
「声出していいよ。誰もいないってチェック済みだから、安心しろ」
強引に窓に体を押し付けられ、社長の器用な指が、私のブラウスの中にスルリと入る。
「社長室まで我慢できねぇから、今日はお前のデスクで……」
軽々と抱っこされた私の体はもう社長の体に巻き付くことしかできない。
もっともっと。
早く、もっと……愛して。
そう体も心も叫んでいた。