どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~
Love13 禁断の社長室
Love.13 禁断の社長室


「圭史さ……ん……」


甘い声が漏れる。

公園のベンチで抱きしめられた。


「俺に抱かれたいって顔してる。図星だろ」

耳元で囁かれるドSな言葉。

「……こうしてるだけで満足だよ」


強がる私に、圭史さんは激しいキスをした。

体も、心も熱い。


「お留守番のご褒美あげようか」

普段はクールな社長が激甘彼氏に変身する。

このギャップたまらない。



人通りのない公園の木製ベンチ。

イチャイチャしている恋人同士って、苦手だったのに
今は自分がそういうことをしている。

人を好きになると、変わるんだね。
人の目とか、恥ずかしい、とかより
圭史さんを求めてしまう。


「ちょっと、そこだめ」

「ん?何?もうやめる?」

言葉攻め……



「ずっと、チューしたかった」

「私も、です」


久しぶりのキスは、倒れそうなくらいに濃厚で。

もう……圭史さん、エッチすぎる。


「お前、このまま帰れる?」

「無理だよぉ……」


キスをしながら、胸を刺激され、体の力が抜けていく。



「はぁ……もう、だめです……力入らない……」

「ふふ。明日、続きしよっか。午後8時、社長室に来なさい。社長命令」



ドS社長からの社長命令は、私にとって嬉しすぎるものだった。



「頑張った俺にもご褒美くれよ」


「はい。明日、8時に行きます」





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