年下セフレはクールな部下
大和からの連絡は、全部無視した。

もう会っても、気持ちを通わせる事はできないだろう。

仕事で会っても、お互い気まずいだけだった。

何かを悟ったのか、大和は書庫にも誘わなくなったし、棚にも来なくなった。


しばらくして、大和に彼女ができたと噂が立った。

「へえ。下沢君に彼女ねえ。」

百花が珍しそうに呟く。

「おかしくはないんじゃない?彼だって一人の男だし。」

私は仕事をしながら、彼女に答えた。

「そう?私、てっきり……」

百花が、私に顔を近づけた。

「鈴音とくっ付くのかと、思ってた。」

百花のその言葉に、手が止まる。

「世の中、分からないものね。上手くいくと思っていたものが、いかないなんて。」
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