青い星を君に捧げる【零】
そうこうしているうちに着いたのはコンビニエンスストア。
このコンビニだったらさっきも通ったのになんで……?
「どうしてって思ってるでしょ?」
「なっ、んで!!」
「分かりやすく顔に書いてありますよ」
ここは場所がいいんですよ、と言いながら店内に入っていく彼に私も続いた。
キョロキョロと棚を見て回っていれば、背後からくすくす笑うのを耐えている声が聞こえる。
「やっぱり予想通りだ。波瑠さん、コンビニ初めてでしょ」
いくつか商品を持った佑真が私に近づきながら言う。
彼の言ったことは正しい。外に出ることもままならないので、存在は知っていても行ったことない場所は多々ある。
「波瑠さん、波瑠さん。俺と今からワルイコトしようよ」
満面の笑みを浮かべる佑真に、私は首を傾げた。
彼は会計を済ませた後、私をコンビニの向かえに設置してあるベンチで待つよう言った。未だ意図は読めていないが信用してベンチに大人しく座って待つ。
繁華街から離れて小高い場所まで歩いてきたので、眼下には鈍く光る街が広がっている。
「良い景色……綺麗」
「良かったです。気に入ってくれたみたいで。この場所、俺も好きなんですよね」
このコンビニだったらさっきも通ったのになんで……?
「どうしてって思ってるでしょ?」
「なっ、んで!!」
「分かりやすく顔に書いてありますよ」
ここは場所がいいんですよ、と言いながら店内に入っていく彼に私も続いた。
キョロキョロと棚を見て回っていれば、背後からくすくす笑うのを耐えている声が聞こえる。
「やっぱり予想通りだ。波瑠さん、コンビニ初めてでしょ」
いくつか商品を持った佑真が私に近づきながら言う。
彼の言ったことは正しい。外に出ることもままならないので、存在は知っていても行ったことない場所は多々ある。
「波瑠さん、波瑠さん。俺と今からワルイコトしようよ」
満面の笑みを浮かべる佑真に、私は首を傾げた。
彼は会計を済ませた後、私をコンビニの向かえに設置してあるベンチで待つよう言った。未だ意図は読めていないが信用してベンチに大人しく座って待つ。
繁華街から離れて小高い場所まで歩いてきたので、眼下には鈍く光る街が広がっている。
「良い景色……綺麗」
「良かったです。気に入ってくれたみたいで。この場所、俺も好きなんですよね」