婚約破棄される未来を変える為に海に飛び込んでみようと思います〜大逆転は一週間で!?溺愛はすぐ側に〜
「あの、これ……折角、持ってきて頂いて申し訳ありませんが、あまり美味しくありませんわ」
「ははっ、そうだと思うよ」
皿に残っているクッキーを見て「もういらない」の意味を込めて首を横に振る。
「マデリーンは、いつも体型に気を使っていたんだよ。あまり甘いものは食べてなかったんだ」
「体型に……?」
「それから野菜も沢山入っているみたいだよ」
「…………そうですか」
それを聞いて引き締まったウエストや自分の体を触る。
ガリガリとまではいかないが、肉付きはいい方ではない事は確かだ。
そして兄の後ろにある白い大きな箱に目が行く。
「その箱は……?」
「これは……その、騎士団の皆から貰ったんだが、こういうお菓子はあまり食べないだろう?流行りで令嬢からも人気だと聞いたから、一応持ってきてみたんだよ」
「お兄様……見せて頂いても宜しいでしょうか?」
「あ、あぁ……」
ラフルは持っていた箱を複雑な表情で此方に渡した。
膝の上に乗せてから蓋を開けると……。
「わぁ、美味しそう……!」
「……!」
そこにはクリームがたっぷりと乗ったカップケーキが入っていた。
「ははっ、そうだと思うよ」
皿に残っているクッキーを見て「もういらない」の意味を込めて首を横に振る。
「マデリーンは、いつも体型に気を使っていたんだよ。あまり甘いものは食べてなかったんだ」
「体型に……?」
「それから野菜も沢山入っているみたいだよ」
「…………そうですか」
それを聞いて引き締まったウエストや自分の体を触る。
ガリガリとまではいかないが、肉付きはいい方ではない事は確かだ。
そして兄の後ろにある白い大きな箱に目が行く。
「その箱は……?」
「これは……その、騎士団の皆から貰ったんだが、こういうお菓子はあまり食べないだろう?流行りで令嬢からも人気だと聞いたから、一応持ってきてみたんだよ」
「お兄様……見せて頂いても宜しいでしょうか?」
「あ、あぁ……」
ラフルは持っていた箱を複雑な表情で此方に渡した。
膝の上に乗せてから蓋を開けると……。
「わぁ、美味しそう……!」
「……!」
そこにはクリームがたっぷりと乗ったカップケーキが入っていた。