婚約破棄される未来を変える為に海に飛び込んでみようと思います〜大逆転は一週間で!?溺愛はすぐ側に〜
自然と笑みが浮かぶ程に可愛らしい飾り付けがされていて、それを見てキラキラと瞳を輝かせた。
しかし先程のクッキーとは真逆で、体型を気にしている者にとっては食べたいとは思わないだろう。
カップケーキを箱から一つ取り出した。
ラフルの顔を見て、食べてもいいか確認を取りつつも、クリームがたっぷり掛かったソレをパクリと口に運んだ。
「ん~~~!」
「マ、マデリーン!?」
「甘くて、とっても美味しい……!」
その姿を見たラフルの動きが止まる。
もう一口、もう一口と食べ進めていると……。
「マデリーン……ッ、皿とフォークも使わずに!」
信じられないといった様子で此方を見ているラフルの様子を見てハッとする。
そして差し出された皿に恐る恐るカップケーキを乗せて、シュンとした表情を作りながら、クリームのついた唇をぺろりと舐めた。
「あの……ごめんなさい。つい」
「………」
「だって美味しそうだったんですもの……食べたくなってしまって!それに此処にはお兄様しか居ないからいいでしょう?」
「あはは!全く……仕方ない子だ」
目をキョロキョロさせながら言い訳をしていると、兄は吹き出す様にして笑っている。
怒られるのかと思ったが、大丈夫だったようだ。
兄は侍女からナプキンを受け取ると、此方に渡して口元を拭く様に促した。
しかし先程のクッキーとは真逆で、体型を気にしている者にとっては食べたいとは思わないだろう。
カップケーキを箱から一つ取り出した。
ラフルの顔を見て、食べてもいいか確認を取りつつも、クリームがたっぷり掛かったソレをパクリと口に運んだ。
「ん~~~!」
「マ、マデリーン!?」
「甘くて、とっても美味しい……!」
その姿を見たラフルの動きが止まる。
もう一口、もう一口と食べ進めていると……。
「マデリーン……ッ、皿とフォークも使わずに!」
信じられないといった様子で此方を見ているラフルの様子を見てハッとする。
そして差し出された皿に恐る恐るカップケーキを乗せて、シュンとした表情を作りながら、クリームのついた唇をぺろりと舐めた。
「あの……ごめんなさい。つい」
「………」
「だって美味しそうだったんですもの……食べたくなってしまって!それに此処にはお兄様しか居ないからいいでしょう?」
「あはは!全く……仕方ない子だ」
目をキョロキョロさせながら言い訳をしていると、兄は吹き出す様にして笑っている。
怒られるのかと思ったが、大丈夫だったようだ。
兄は侍女からナプキンを受け取ると、此方に渡して口元を拭く様に促した。