恋なんてしないと決めていたのに、冷徹御曹司に囲われ溺愛されました
相手は一条くんだし、公衆の面前ならそんなに触れることはないだろう。
でも……割り切れない自分がいる。
なにも言葉を返せずにいる私に構わず、彼は話を続けた。
「僕は綾乃と呼びますので、綾乃さんも僕のことを絢斗と呼んでください。綾乃さんは僕に合わせてくれればいいですから。では、そろそろ時間ですので行きましょう」
一条くんが再び腕時計をチラッと見ると、文庫本をスーツのポケットに入れ立ち上がる。
「え? あの……待って……!」
まだ心の準備もできず慌てる私の手を掴んで彼が立たせる。
「さあ、行くよ。綾乃」
甘くて低いその声。
まるで本当の恋人みたいに声をかけられドキッとする。
さっきまでアンドロイドみたいに話してたのに、こんな急に豹変するなんて……。
しかも、男性に手を掴まれるって……小学校以来じゃない?
恥ずかしくてハニカミながら「あの……手、もう大丈夫です」と言うが、彼は離してくれない。それどころか恋人繋ぎしてきて、固まった。
でも……割り切れない自分がいる。
なにも言葉を返せずにいる私に構わず、彼は話を続けた。
「僕は綾乃と呼びますので、綾乃さんも僕のことを絢斗と呼んでください。綾乃さんは僕に合わせてくれればいいですから。では、そろそろ時間ですので行きましょう」
一条くんが再び腕時計をチラッと見ると、文庫本をスーツのポケットに入れ立ち上がる。
「え? あの……待って……!」
まだ心の準備もできず慌てる私の手を掴んで彼が立たせる。
「さあ、行くよ。綾乃」
甘くて低いその声。
まるで本当の恋人みたいに声をかけられドキッとする。
さっきまでアンドロイドみたいに話してたのに、こんな急に豹変するなんて……。
しかも、男性に手を掴まれるって……小学校以来じゃない?
恥ずかしくてハニカミながら「あの……手、もう大丈夫です」と言うが、彼は離してくれない。それどころか恋人繋ぎしてきて、固まった。