目の上の義母(たんこぶ)
名前は、哲平くん。
早くに結婚して子どもも2人いるけど、仕事の都合で家族揃って今はアメリカに住んでいる。
そっちはさすがに気軽に会える距離ではないから、こうしてわたしたちにくるようにと催促の電話がかかってくるのだ。
正直なところ、…面倒くさい。
だけど、実家好きな翔平にそんなことを言えるわけもない。
それに、わたしだってわざわざお義母さんと不仲にはなりたくはないから、このことは心の中にそっと閉まっている。
しかし、お義母さんが面倒くさいと思ったことは、今に始まったことではない。
初めて思ったのは、結婚の挨拶として翔平の実家へ行ったときだ。
無口なお義父さんとは反対に、よくしゃべるお義母さん。
結婚については喜んでくれているようだけど、まるで警察の取り調べかと思うほど、わたしの身辺についていろいろと質問してくる。
早くに結婚して子どもも2人いるけど、仕事の都合で家族揃って今はアメリカに住んでいる。
そっちはさすがに気軽に会える距離ではないから、こうしてわたしたちにくるようにと催促の電話がかかってくるのだ。
正直なところ、…面倒くさい。
だけど、実家好きな翔平にそんなことを言えるわけもない。
それに、わたしだってわざわざお義母さんと不仲にはなりたくはないから、このことは心の中にそっと閉まっている。
しかし、お義母さんが面倒くさいと思ったことは、今に始まったことではない。
初めて思ったのは、結婚の挨拶として翔平の実家へ行ったときだ。
無口なお義父さんとは反対に、よくしゃべるお義母さん。
結婚については喜んでくれているようだけど、まるで警察の取り調べかと思うほど、わたしの身辺についていろいろと質問してくる。