目の上の義母(たんこぶ)
わたしと翔平の記入欄は、すでに記入済み。

あとは、証人の欄だけだ。


そこには、だれに書いてもらうか予め決めていた。

お互いの両親だ。


先にわたしの実家へ行き、お母さんに書いてもらった。

お父さんは、恥ずかしくて書きたくないんだとか。


そして残るは、あと1人の証人。


…しかし、それは言うまでもない。



翔平の実家へ行き、婚姻届を見せると、お義母さんはわたしたちの話を最後まで聞かずに、証人欄に署名した。


もしかしたら、哲平くんのときにも書いたのかもしれないけど、躊躇いもなく書くその姿は、まるで自分が書いて当然というような雰囲気が漂っていた。


「これでいいのかしら?」

「ありがとうございます…!」


お義母さんは再度、婚姻届の見直しをする。


「…んっ……?」
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