目の上の義母(たんこぶ)
本当なら、今日予定日が決まるはずだったのに…。


決まったのは、…手術日だった。



その日は泣き散らかして、無気力状態。

なにも手につかない。


翔平には悪いけど、夕食は外で食べてくるようにメッセージを送っておいた。



「…陽葵?どうした?具合でも悪いのか?」


なにも知らない――。

いや…覚えていない翔平は、てっきりわたしが体調を崩したものとばかり思っている。


もちろん翔平に話す気力すらなくて、わたしはただただ布団にくるまるだけだった。



赤ちゃんが亡くなってしまったことがショック過ぎて、それから数日たっても翔平に打ち明ける気になれない。


こんなことなら…。


そう思って、わたしはだれにも報告しないまま、1人で手術の日を迎えたのだった。



もう、わたしの中に…赤ちゃんはいない。
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