月下の恋人…missing



『いつまでも男が居ないからお姉さんは心配してた訳ですよ』



「お姉さんって……」



打ち明けられない恋を

誰かに話した事で現実なんだと確信する



昨日の夜―――…



「夢みたい……」



光にぃの腕の中で何度も呟く私を゛よしよし゛と撫でてくれた




『これから俺の前では素直になる事…解った?』



「…………」



『返事は?』




頭上から響く優しい声に゛コクッ゛とうなずいた。




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