ゲームを通して出逢った彼
 気にせず、歩くと、声をかけてきた。
「いおり。久しぶり。」
「しょう?」
「そうだよ。」
「久しぶり。どうしたの?」
「忙しくて、全然やる暇なくなっちゃって。」
「そうだったんだ。」
「どうしても、いおりに話したいことがあって、久しぶりに開いた。」
「話?」
「うん。だから、ちょっとついてきてほしい。」
「あっうん。」
 いおりのアバターについて行った。

 何やら、路地裏にあるドアに入っていくようだ。
 怖い気がしたが、ついて行った。
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