貧乏大家族の私が御曹司と偽装結婚⁈
昨日、ふう君は家から採れたての野菜をたくさん持って帰って来てくれた。私はそれを料理して、お弁当として持ってきたのだ。と言ってもそれだけじゃ足りないから、鶴さんの作ったものも一緒に詰めてきたのだけど。
恐る恐る蓋を開けて、お皿に取り分け始める。
私の作ったのは、豆ご飯のおにぎりにアスパラベーコンと、甘じょっぱく味付けしたほうれん草を巻いた卵焼き。他に入っているのは、鶴さん特製サーモンフライにハンバーグと野菜のピクルス。
私はとりあえずそれを一つずつ皿に盛り、お箸と共に差し出した。
「美味そうだ」
「半分は私が作ったのじゃないので、絶対美味しいです」
淡々と主任はそう言って受け取り、私はそれに返しながら自分のを皿に取った。そしてそれを置くと手を合わせた。
「いただきます」
私がそう言うと、主任も小さく「いただきます」と続く。なんだかちょっと照れ臭そうだ。
家族以外に自分の作ったものを食べさせるなんて初めてで、ドキドキする。口に合わなかったらどうしよう。人の好みなんて色々だし……と内心穏やかじゃない。
そして、主任がまず箸で持ち上げたのは、卵焼きだった。
うっ、心臓に悪い……
お茶を飲むふりして主任を盗み見ると、卵焼きを一気に口に放り込んでいた。
恐る恐る蓋を開けて、お皿に取り分け始める。
私の作ったのは、豆ご飯のおにぎりにアスパラベーコンと、甘じょっぱく味付けしたほうれん草を巻いた卵焼き。他に入っているのは、鶴さん特製サーモンフライにハンバーグと野菜のピクルス。
私はとりあえずそれを一つずつ皿に盛り、お箸と共に差し出した。
「美味そうだ」
「半分は私が作ったのじゃないので、絶対美味しいです」
淡々と主任はそう言って受け取り、私はそれに返しながら自分のを皿に取った。そしてそれを置くと手を合わせた。
「いただきます」
私がそう言うと、主任も小さく「いただきます」と続く。なんだかちょっと照れ臭そうだ。
家族以外に自分の作ったものを食べさせるなんて初めてで、ドキドキする。口に合わなかったらどうしよう。人の好みなんて色々だし……と内心穏やかじゃない。
そして、主任がまず箸で持ち上げたのは、卵焼きだった。
うっ、心臓に悪い……
お茶を飲むふりして主任を盗み見ると、卵焼きを一気に口に放り込んでいた。