貧乏大家族の私が御曹司と偽装結婚⁈
創ちゃんはまた瞳を開けると、正面にある私の顔をじっと見ながら背中に回っていた腕を持ち上げた。
「ずっと近くで見ていたい。そのためならなんでもするって」
カァッと熱くなった私の頰を、創ちゃんの指がなぞった。
「で、でも創ちゃん、初恋だって自覚したの最近だって……」
「……そのときは、その感情がなんなのか、自分にもよくわからなかった。けど怜さんに会って株の話をする前に、俺は衝動的に口走ってしまったんだ」
「なんて……?」
創ちゃんは、私の顔を優しく撫でながら、薄目を開けて笑う。
「お嬢さんを……くださいって」
「へっ?」
私は思わず目を見開いて、変な声を出してしまう。それを見て創ちゃんは肩を小さく揺らして笑っていた。
「さすがに……怜さんも驚いてたけど、すぐに笑い出して。いいよ、君に託そうって」
「お父さん……。何勝手なこと言ってるのよ……」
「それをいうなら俺も大概だ。与織子の気持ちなんて聞かずにそんなことを言ったんだから」
その通りではある。
創ちゃんと上司と部下にならなかったら、私は創ちゃんとどうなっていただろうか? もしかしたら、違う人と、違う恋をしていた……かも知れない。
ううん?
「ずっと近くで見ていたい。そのためならなんでもするって」
カァッと熱くなった私の頰を、創ちゃんの指がなぞった。
「で、でも創ちゃん、初恋だって自覚したの最近だって……」
「……そのときは、その感情がなんなのか、自分にもよくわからなかった。けど怜さんに会って株の話をする前に、俺は衝動的に口走ってしまったんだ」
「なんて……?」
創ちゃんは、私の顔を優しく撫でながら、薄目を開けて笑う。
「お嬢さんを……くださいって」
「へっ?」
私は思わず目を見開いて、変な声を出してしまう。それを見て創ちゃんは肩を小さく揺らして笑っていた。
「さすがに……怜さんも驚いてたけど、すぐに笑い出して。いいよ、君に託そうって」
「お父さん……。何勝手なこと言ってるのよ……」
「それをいうなら俺も大概だ。与織子の気持ちなんて聞かずにそんなことを言ったんだから」
その通りではある。
創ちゃんと上司と部下にならなかったら、私は創ちゃんとどうなっていただろうか? もしかしたら、違う人と、違う恋をしていた……かも知れない。
ううん?