貧乏大家族の私が御曹司と偽装結婚⁈
──10月。大安吉日。爽やかな青空の広がるお昼前。
私たちは笑顔が溢れるチャペルの前にいた。
ゲストがワクワクしながら待ち構えるなか、ゆっくり現れた主役たちに、美しい花びらのシャワーが降り注いだ。
「すごく綺麗……」
「あぁ」
「澪さんが、だよ?」
階段から降りてくるのは、タキシード姿のいっちゃんと、ウエディングドレス姿の澪さん。2人はとても幸せそうにみんなからの祝福を受けている。
「澪ーっ! こっち、お願い!」
「澪さーん。こっちですよ! 頼みます!」
そんな声がゲストの女性から上がるのは、ブーケトスが行われるから。澪さんの呼んだゲストは、ほぼバレーボール選手のようだ。
「いい? 絶対そこから動かないのよ? ジャンプ禁止! もちろんアタックもね!」
澪さんがそう言って声を上げると、待ち構えているゲストから笑いが起きた。
「じゃ、いくわよ?」
澪さんは、ゲストを見渡し一呼吸置くとブーケを空に投げた。風がちょうど止んだタイミング。それは美しく放物線を描き、あるゲストの腕に吸い込まれていった。
「澪! 絶対狙ってたでしょ!」
ゲストはそういいながら、笑顔で受け取った人を囲んでいる。もらったほうは嬉し泣きをしているようだ。
私たちは笑顔が溢れるチャペルの前にいた。
ゲストがワクワクしながら待ち構えるなか、ゆっくり現れた主役たちに、美しい花びらのシャワーが降り注いだ。
「すごく綺麗……」
「あぁ」
「澪さんが、だよ?」
階段から降りてくるのは、タキシード姿のいっちゃんと、ウエディングドレス姿の澪さん。2人はとても幸せそうにみんなからの祝福を受けている。
「澪ーっ! こっち、お願い!」
「澪さーん。こっちですよ! 頼みます!」
そんな声がゲストの女性から上がるのは、ブーケトスが行われるから。澪さんの呼んだゲストは、ほぼバレーボール選手のようだ。
「いい? 絶対そこから動かないのよ? ジャンプ禁止! もちろんアタックもね!」
澪さんがそう言って声を上げると、待ち構えているゲストから笑いが起きた。
「じゃ、いくわよ?」
澪さんは、ゲストを見渡し一呼吸置くとブーケを空に投げた。風がちょうど止んだタイミング。それは美しく放物線を描き、あるゲストの腕に吸い込まれていった。
「澪! 絶対狙ってたでしょ!」
ゲストはそういいながら、笑顔で受け取った人を囲んでいる。もらったほうは嬉し泣きをしているようだ。