貧乏大家族の私が御曹司と偽装結婚⁈
「でも、主任が事務に移って1年かぁ……。もう営業には戻ってこないんですか? また伝説作ってくださいよ」
林さんの横から今井さんが覗き込むようにそう言い、私は思わず「伝説?」と口に出してしまう。
「朝木さん、聞いてない?主任の伝説!」
今度は岩崎さんが私を覗き込んで尋ねる。
「別に聞かさなくてもいい。昔の話だ」
主任はグラスを傾けたまま顔を顰めて言うが、私は内心とっても気になっていた。
「昔って、年寄りみたいですよ、主任!朝木さんは知りたいよね?」
どうも私は隠し事ができないらしい。ばっちり顔に出ていたようで、私は素直に頷いた。
「実はね……」
そう言って岩崎さんから聞かされた主任の過去。と言っても、まだ1年ちょっと前のことだ。
主任は去年の4月に、それまで長く事務をしていた人が急に退職することになり、営業から営業事務に移ったのだという。そして、それまでは2年連続で社内の営業成績年間MVPを取っていた、なんて聞かされたら、私は驚くしかなかった。
林さんの横から今井さんが覗き込むようにそう言い、私は思わず「伝説?」と口に出してしまう。
「朝木さん、聞いてない?主任の伝説!」
今度は岩崎さんが私を覗き込んで尋ねる。
「別に聞かさなくてもいい。昔の話だ」
主任はグラスを傾けたまま顔を顰めて言うが、私は内心とっても気になっていた。
「昔って、年寄りみたいですよ、主任!朝木さんは知りたいよね?」
どうも私は隠し事ができないらしい。ばっちり顔に出ていたようで、私は素直に頷いた。
「実はね……」
そう言って岩崎さんから聞かされた主任の過去。と言っても、まだ1年ちょっと前のことだ。
主任は去年の4月に、それまで長く事務をしていた人が急に退職することになり、営業から営業事務に移ったのだという。そして、それまでは2年連続で社内の営業成績年間MVPを取っていた、なんて聞かされたら、私は驚くしかなかった。