ほどけるいと。
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「わっ」



ソファーの振動に,それまで録画していたドラマに集中していた私は背中を震わせた。

電話……?

LI⚪Eでも無く,LI⚪E通話でもなく。

あらゆるものをぶっとばして,突然電話が鳴るのは珍しい。

画面を見ると,知らない番号からで,またキョトンとする。

出るか迷ったものの,切れそうにないので出ることに。

間違い電話ならそれもいい。



「はいもしもし。丹羽です」

『丹羽…あの,琴音ちゃ…琴音さんであってますか?』



若そうな声が画面から飛び出てきて,私は驚いた。

私を知ってる?

だけど…一回りも年下の知り合いは少ない。
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