ほどけるいと。
「えっ2人もいるの?」



これを使ったってことはまだ仲良しなんだろうなと思っても,今居るとは思わなかった。



『琴音ちゃん,私達と会って…あ,違う。約束は……遊んでくれる?』

「…私今,結構な都会にいるんだよねぇ。進学先そのまま,仕事場にしたから」

『え……じゃあ……』

「ふふっ。だから,夏の休暇でもい?」

「! うん!」



たった1日だった。

私が皆に関わったのは。

なのに,本当に会いたがってくれてる。

しかも,恐らく3人とも。

懐かしいなと,思う。

あの時は……流雨がいた。



『話したいことがね,一杯あるの。れ,恋愛相談とか…』

「恋愛? いいねぇ。私なんてもう28だもん。嫁き遅れ。世間ではそんなこと無いけど…結婚するなら若い内がいいもん」

『28…嫁き遅れ……』


電話の向こうで,ぶつぶつと何かが聞こえる。
< 243 / 248 >

この作品をシェア

pagetop