ほどけるいと。
私の言葉に反応した真鈴の顔を見て,私はまたニヤニヤと笑う。

全部知っちゃったもんね,真鈴。

真鈴もう,1度や2度フラれたって諦めない。

がんばれ,真鈴。

たかが11歳。

いけるいける。

大学生と社会人のバランスなら,ぎりいける。

いけるいける。

一途な真鈴を見てきたから。

応援したいのだ。



「夏の休暇,会えるって。それまでにいい男にならなきゃ」

「確かに」

「…うん」
 

素直だ……

真鈴はもうとっくにいい男なのに。

そんな真鈴がいい男目指したら…どうなるんだろ…?

最強な気がした。

あ…!

からかいで,真鈴に変な勘違いさせられたのを思い出す。

私はおもむろに,画面をタップした。



「真鈴も楽しみにしてるよ!」

「なっ…おい」
 


またタップして,べっとウインクする。
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