記憶喪失のお姫様は冒険者になりました

📖これから📖


クロックスside

あの日から1ヶ月半。
王都はとても忙しそうだった。
王位継承やお祭りなど。
シュティーナ様は休む暇もなく動き回っているみたいだ。
「ふふ、やっぱりシュティーナ様は面白くて可愛いな」
そういえば1週間前くらいにまた王都が少しだけ騒がしかったな。
何かあったのか?
俺はギルドからの依頼で街を出て、少し離れたところにいる。
今、ちょうど依頼が終わって帰るところだった。
その時にシュティーナ様から手紙が届いた。
どんなに遠く離れていてもいつでも手紙を届けることができるようにとシュティーナ様は魔法創作で作り出してしまった。
本当にすごいお方だ。
全部の魔法を使いこなせるだけあるな。
俺は空を見上げた。
シュティーナ様、元気に過ごしているかな。


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クロックス様へ

クロさん、お手紙のお返事遅くなってしまい申し訳ありません。
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