記憶喪失のお姫様は冒険者になりました
その顔はとても幸せそうだった。
そうか、お前を変えてくれたのは…。
「気をつけて行くんだぞ。たまには顔を見せに来い」
「…はい!」
その大切な人なんじゃな。
そう思いながら遠ざかっていくシュティーナの姿を見つめていた。
「…大きくなったな、シュティーナ」

これからもどうか…幸せでいてくれーー。
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