記憶喪失のお姫様は冒険者になりました
だが、食欲もなく、眠りが浅くなったみたいだった。
夜中に何回も起きてはぼーっとしていた。
そんな時だった。
クロックスが元気を少しずつ取り戻していったのはーー。
「見ろよ、女将!ミホからの手紙だ!」
ミホからの手紙を手にしていた。
クロックスはその手紙を読んで笑っていた。
元気が戻ったみたいでよかった。
そして1ヶ月半が過ぎた頃。
「女将さん」
聞き覚えのある声が私を呼んだ。
私は勢いよく振り返る。
そこにいたのは……。
「…ミ、ホなのか?」
桃色だった髪は金色の肩までの長さとなっており、水色の瞳だった。
「元ですけど…!今はミホナです!改めてよろしくお願いします、女将さん!」
シュティーナ様の名とミホの名を合わせた名前か。
「いい名前だね」
そう言うとミホナは笑った。
その日からミホナとクロックスはまた冒険者として次々と依頼をこなして行った。
ミホナは毎日とても楽しそうだった。
「王都へ一度帰りますね」
夜中に何回も起きてはぼーっとしていた。
そんな時だった。
クロックスが元気を少しずつ取り戻していったのはーー。
「見ろよ、女将!ミホからの手紙だ!」
ミホからの手紙を手にしていた。
クロックスはその手紙を読んで笑っていた。
元気が戻ったみたいでよかった。
そして1ヶ月半が過ぎた頃。
「女将さん」
聞き覚えのある声が私を呼んだ。
私は勢いよく振り返る。
そこにいたのは……。
「…ミ、ホなのか?」
桃色だった髪は金色の肩までの長さとなっており、水色の瞳だった。
「元ですけど…!今はミホナです!改めてよろしくお願いします、女将さん!」
シュティーナ様の名とミホの名を合わせた名前か。
「いい名前だね」
そう言うとミホナは笑った。
その日からミホナとクロックスはまた冒険者として次々と依頼をこなして行った。
ミホナは毎日とても楽しそうだった。
「王都へ一度帰りますね」