記憶喪失のお姫様は冒険者になりました
顔を上げた先にはいつも通りの…優しいクロさんの顔があった。
『クロさ…』
『ミホ…すまなかった』
『え?』
私はクロさんに突然謝られ、困惑してしまう。
クロさんは何も悪いことしていないのに…どうして?
謝らなきゃいけないのはむしろ私なのに…。
『クロさん、私の方こそ申し訳ありません!私が勝手に動いてしまい…本当に申し訳ありませんでした!!』
私は深々と頭を下げる。
すると、クロさんは私の頭をそっと撫でた。
…クロさん?
『俺がお前から目を逸らしたのがいけなかった。すまない…』
そう言ってクロさんも私に頭を下げた。
私はぶんぶんと首を横に振る。
『クロさんは悪くないです!私が悪いんです!』
クロさんは絶対悪くない。
私がはしゃぎすぎたから。
クロさんのこともっと…知りたいと思ってしまったから…それ以外何も見えなくなっていた。
『クロさん!私…私は、クロさんのことをもっともっと知りたいですっ!』
『クロさ…』
『ミホ…すまなかった』
『え?』
私はクロさんに突然謝られ、困惑してしまう。
クロさんは何も悪いことしていないのに…どうして?
謝らなきゃいけないのはむしろ私なのに…。
『クロさん、私の方こそ申し訳ありません!私が勝手に動いてしまい…本当に申し訳ありませんでした!!』
私は深々と頭を下げる。
すると、クロさんは私の頭をそっと撫でた。
…クロさん?
『俺がお前から目を逸らしたのがいけなかった。すまない…』
そう言ってクロさんも私に頭を下げた。
私はぶんぶんと首を横に振る。
『クロさんは悪くないです!私が悪いんです!』
クロさんは絶対悪くない。
私がはしゃぎすぎたから。
クロさんのこともっと…知りたいと思ってしまったから…それ以外何も見えなくなっていた。
『クロさん!私…私は、クロさんのことをもっともっと知りたいですっ!』