恋人は幽霊
「彼が調べるって?」
陸に聞かれて夢香はうなづいた。
「みっくんに知られたらどうしよう」
「大丈夫さ、知られやしない」
「どうしてわかるの?みっくんに陸のことが見えるかもしれないって言ってたじゃない」
「僕は彼の前には現れたりしないから大丈夫だよ」
「そうなのね」
夢香は少しホッとした。
「僕との約束を優先してくれて嬉しいよ、そろそろ出かけようか」
「当たり前じゃない、私は陸が一番だもの」
夢香は出かける準備をして陸と一緒に家を出た。
いつもの電車に乗り、公園最寄りの駅で降り公園入り口まで歩いてきた。
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