恋人は幽霊
みっくんが諦めて帰ろうとした時、後ろの方で呼ばれた気がした。
「す、すみません」
みっくんは後ろを振り返り、ビックリしてその場で尻もちをついた。
「あなたには私が見えるんですね」
全体的に半透明のその女性を見て、みっくんはすぐに幽霊だとわかった。
「私の話しを聞いてもらえますか?」
「もちろんだよ、なんでも話して」 「私のことが見えたのはあなた1人だけ、陸でさえ私のことが見えないのに」
「そうか、俺が話を聞くから安心して」
「ありがとうございます」
「君は10年前、陸という男に殺されたんだよね?」
「はい、その通りですが、私が悪いんです、仕方ないと思ってます」
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