姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます~苦労の先に待っていたのは、まさかの溺愛と幸せでした~
結局は姉に大切なものを全て奪われて、泣き寝入りするような形でここに嫁いできた。
頑張ればいつか受け入れてもらえるかもしれない。
夫婦らしいことをしてなくても居場所をくれるだけでありがたい。
こんな私と結婚してくれただけで十分だ。
せめて皆のために役に立てればそれでいい。
そう思っていれば、傷つかずに済むから……。
でも、ゼルナはそんな気持ちを見透かしているように一番欲しいものを差し出そうとしてくれている。
(こんな私が、甘えてもいいの……?)
自然と涙が流れている事にも気付かずに、ゼルナを見つめていた。
彼は困ったように笑いながら指で優しく涙を拭う。
「君が来た時に、そうさせてあげなかった僕が悪いね……本当にごめん」
「ぐすっ……」
「拒絶されるのが怖かった。皆、いつも本当の僕を否定するから……。君もそうだと決めつけていたんだ。でもそんなの当然だよね…………僕が誰も受け入れようとしなかったんだから」
「………っ」
「君に歩み寄ろうとしなかった事、何度謝っても足りないくらいだ……反省している。ウェンディはいつも皆の為を思って動いてくれる。とても優しい人だった」
頑張ればいつか受け入れてもらえるかもしれない。
夫婦らしいことをしてなくても居場所をくれるだけでありがたい。
こんな私と結婚してくれただけで十分だ。
せめて皆のために役に立てればそれでいい。
そう思っていれば、傷つかずに済むから……。
でも、ゼルナはそんな気持ちを見透かしているように一番欲しいものを差し出そうとしてくれている。
(こんな私が、甘えてもいいの……?)
自然と涙が流れている事にも気付かずに、ゼルナを見つめていた。
彼は困ったように笑いながら指で優しく涙を拭う。
「君が来た時に、そうさせてあげなかった僕が悪いね……本当にごめん」
「ぐすっ……」
「拒絶されるのが怖かった。皆、いつも本当の僕を否定するから……。君もそうだと決めつけていたんだ。でもそんなの当然だよね…………僕が誰も受け入れようとしなかったんだから」
「………っ」
「君に歩み寄ろうとしなかった事、何度謝っても足りないくらいだ……反省している。ウェンディはいつも皆の為を思って動いてくれる。とても優しい人だった」