姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます~苦労の先に待っていたのは、まさかの溺愛と幸せでした~
幼い頃は憧れでキラキラと輝いていた姉の姿が、今ではすっかり変わって見えた。
自分の幸せの為に人を傷付け、当然のように蹴落としていく。
忠告にも注意にも耳を貸さずに、手に入るまで叫び続ける姿を見て惨めだと思った。
「……お姉様」
「何よ!!」
「お母様は……お姉様に変わって欲しいと願っていました」
「わたくしに変わって欲しいですって!?変わるべきなのはお母様の方でしょう!?だからこんな目に合うのよ……!」
「…………」
「わたくしは早く手続きをしたいのッ!こんな地味で貧乏臭い婚約者なんて御免だわ!!それに貴女よりも、わたくしの方がずっとゼルナ様の隣に相応しいと思わない?」
「……思いません。私は、ゼルナ様を心から愛しています」
「は……?」
「ゼルナ様は私に本当の愛を教えてくれました。とても大切な人です」
「……っ、そんなに自信があるのなら、わたくしとゼルナ様の話すチャンスを頂戴!!ゼルナ様は貴女に気を遣っているだけよ!可哀想だわ」
「お姉様……考え直して下さい」
「意味分かんないッ!!だから、フレデリックとゼルナ様を……!!」
そんな姉の言葉を遮るように後ろから声が掛かる。
「ーーー交換、出来るわけないじゃん?」
「話しても無駄だよ。言葉が通じないって分かっているだろう?」
「まぁな……でも、これはいくらなんでも馬鹿すぎるだろう?」
「此処までくると、むしろ哀れだな。ジャネット・デイナント」
背後から現れた人物に、目を見開いた。
自分の幸せの為に人を傷付け、当然のように蹴落としていく。
忠告にも注意にも耳を貸さずに、手に入るまで叫び続ける姿を見て惨めだと思った。
「……お姉様」
「何よ!!」
「お母様は……お姉様に変わって欲しいと願っていました」
「わたくしに変わって欲しいですって!?変わるべきなのはお母様の方でしょう!?だからこんな目に合うのよ……!」
「…………」
「わたくしは早く手続きをしたいのッ!こんな地味で貧乏臭い婚約者なんて御免だわ!!それに貴女よりも、わたくしの方がずっとゼルナ様の隣に相応しいと思わない?」
「……思いません。私は、ゼルナ様を心から愛しています」
「は……?」
「ゼルナ様は私に本当の愛を教えてくれました。とても大切な人です」
「……っ、そんなに自信があるのなら、わたくしとゼルナ様の話すチャンスを頂戴!!ゼルナ様は貴女に気を遣っているだけよ!可哀想だわ」
「お姉様……考え直して下さい」
「意味分かんないッ!!だから、フレデリックとゼルナ様を……!!」
そんな姉の言葉を遮るように後ろから声が掛かる。
「ーーー交換、出来るわけないじゃん?」
「話しても無駄だよ。言葉が通じないって分かっているだろう?」
「まぁな……でも、これはいくらなんでも馬鹿すぎるだろう?」
「此処までくると、むしろ哀れだな。ジャネット・デイナント」
背後から現れた人物に、目を見開いた。