姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます~苦労の先に待っていたのは、まさかの溺愛と幸せでした~
「何よ……ッ!お父様だって人の事言えないじゃない!いつも愛人の所に逃げているくせに……ッ」
「……あぁ、そうだな」
「偉そうに人の事を説教できる立場じゃないでしょう!?」
「…………」
フンッと鼻息荒く言えば、いつもなら怒鳴り声を上げそうなものだが、父は何も言う事なく此方をじっと見ていた。
「な、何よ……!」
「……お前は、ウェンディのようにはなれないだろうな」
「はぁ……!?どうして、わたくしがあんな子になる訳!?ウェンディのようになりたいなんて思った事ないわ!!有り得ないでしょう?」
「……こんなに自分が許せないと思った事はない。あの子は一生、私を許さないだろうな」
「は………?」
「それなのにウェンディは文句一つ言わずに嫁いで行った。あんな状態になっても家の事を考えて……」
「お父様、なんか変よ……?どうしちゃったのよ」
「………」
「ちょっと、まだ話は終わってないでしょう!?」
そのまま父は夕食を残して席を立ってしまった。
弟は食事を終えたのか「お母様のところに行く」と言って此方を見向きもせずに走って行った。
「……あぁ、そうだな」
「偉そうに人の事を説教できる立場じゃないでしょう!?」
「…………」
フンッと鼻息荒く言えば、いつもなら怒鳴り声を上げそうなものだが、父は何も言う事なく此方をじっと見ていた。
「な、何よ……!」
「……お前は、ウェンディのようにはなれないだろうな」
「はぁ……!?どうして、わたくしがあんな子になる訳!?ウェンディのようになりたいなんて思った事ないわ!!有り得ないでしょう?」
「……こんなに自分が許せないと思った事はない。あの子は一生、私を許さないだろうな」
「は………?」
「それなのにウェンディは文句一つ言わずに嫁いで行った。あんな状態になっても家の事を考えて……」
「お父様、なんか変よ……?どうしちゃったのよ」
「………」
「ちょっと、まだ話は終わってないでしょう!?」
そのまま父は夕食を残して席を立ってしまった。
弟は食事を終えたのか「お母様のところに行く」と言って此方を見向きもせずに走って行った。