姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます~苦労の先に待っていたのは、まさかの溺愛と幸せでした~
二人の温かい視線を感じながら熱くなった頬を押さえた。
和やかな雰囲気になった事に安堵するのと同時に、自分で作った料理が気になって仕方なかった。
先程、玄関に向かったのでマーサに味見をしてもらうタイミングを逃していたのだ。
「あの、マーサさん味見をお願い出来ますか……?シェフのレシピ通りに作ってみたのですが、初めて作った料理なので……とても不安で」
「分かりました!頂きますね」
「……お願いします」
(大丈夫……だと思うけれど、どうかしら)
やはり練習してからの方がよかっただろうかと、ドキドキする胸を押さえながらマーサの言葉を待っていた。
「ん~!!とても美味しいですわ!お上手です、ウェンディ様」
「本当ですか!?良かったです……!」
「まさか、これは……君が作ったのかい?」
「はい……!お母様にレシピを送ってもらって作ってみました。結婚してから迷惑を掛けてばかりで何も役に立てていないので、せめて料理くらいはと……」
「……!!」
それを聞いたゼルナが大きく目を見開いた。
僅かに震える手と小さく音を立てる食器……それを横目で見ていたマルカン辺境伯に気付くことなく、安心してホッと息を吐き出した。
和やかな雰囲気になった事に安堵するのと同時に、自分で作った料理が気になって仕方なかった。
先程、玄関に向かったのでマーサに味見をしてもらうタイミングを逃していたのだ。
「あの、マーサさん味見をお願い出来ますか……?シェフのレシピ通りに作ってみたのですが、初めて作った料理なので……とても不安で」
「分かりました!頂きますね」
「……お願いします」
(大丈夫……だと思うけれど、どうかしら)
やはり練習してからの方がよかっただろうかと、ドキドキする胸を押さえながらマーサの言葉を待っていた。
「ん~!!とても美味しいですわ!お上手です、ウェンディ様」
「本当ですか!?良かったです……!」
「まさか、これは……君が作ったのかい?」
「はい……!お母様にレシピを送ってもらって作ってみました。結婚してから迷惑を掛けてばかりで何も役に立てていないので、せめて料理くらいはと……」
「……!!」
それを聞いたゼルナが大きく目を見開いた。
僅かに震える手と小さく音を立てる食器……それを横目で見ていたマルカン辺境伯に気付くことなく、安心してホッと息を吐き出した。