姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます~苦労の先に待っていたのは、まさかの溺愛と幸せでした~
重たい体を起こしてカーテンを開ける。
二人が抱き合うあの場面を見てからというもの、ずっと眠れない日々が続いていた。
悪夢に魘される事もあったが、此処に来てからはそれも少なくなっていった。
幸い、ここにはジャネットやフレデリックの話は届いてこない。
それだけは救いだろうか。
きっと今頃、二人は幸せな関係を築き、華やかな姉はニルセーナ伯爵夫人にも気に入られて、楽しい日々を過ごしている事だろう。
以前あった幸せは全て失ってしまったと思い出しては心が悲鳴をあげる。
いくら上を向こうとしても、ふとした瞬間に思い出してしまう。
そんな自分が嫌になるのだ。
(はぁ…………もう忘れましょう)
過去は戻らない……そう思っていたとしても簡単に気持ちを切り替えられそうになかった。
どんなに取り繕っても、無理をして笑っても、心の傷は癒えない。
自分はこんなに弱かっただろうか……気分が沈んでいる事に気付いて、気合を入れる為にパンパンッと頬を叩いて気合いを入れた。
(今日も頑張ろう……!)
二人が抱き合うあの場面を見てからというもの、ずっと眠れない日々が続いていた。
悪夢に魘される事もあったが、此処に来てからはそれも少なくなっていった。
幸い、ここにはジャネットやフレデリックの話は届いてこない。
それだけは救いだろうか。
きっと今頃、二人は幸せな関係を築き、華やかな姉はニルセーナ伯爵夫人にも気に入られて、楽しい日々を過ごしている事だろう。
以前あった幸せは全て失ってしまったと思い出しては心が悲鳴をあげる。
いくら上を向こうとしても、ふとした瞬間に思い出してしまう。
そんな自分が嫌になるのだ。
(はぁ…………もう忘れましょう)
過去は戻らない……そう思っていたとしても簡単に気持ちを切り替えられそうになかった。
どんなに取り繕っても、無理をして笑っても、心の傷は癒えない。
自分はこんなに弱かっただろうか……気分が沈んでいる事に気付いて、気合を入れる為にパンパンッと頬を叩いて気合いを入れた。
(今日も頑張ろう……!)