スキナダケ
早朝五時。
早く帰ってきてって言ったのはハナなのに、ハナがお父さんに揺さぶられて起きた。
「ほんっと勝手だな。お前が急かしたんだろ」
「おはよ…。帰ってきてくれたんだ」
「はぁ…、なんだよコレ」
お父さんが横たわるママを顎で指した。
しゃがんで、ママの顔にかかった髪を払う。
汚れた顔は昨夜と何も変わってない。
「死んでるよ」
「そりゃそーだろ」
「もう死後硬直しちゃったかなぁ」
「お前がやったのか」
「そうだよ」
「お前なぁ…。よく平気で寝てられるよな。狂ってんのか?お前、俺よりヤバいぞ」
「そうかも」
「何で…」
今まで何人殺してきたって、お父さんがしつこく理由を聞いてきたことは無い。
やっぱり家族は別なのか。
なんだかんだ言って、お父さんは本当にママを愛してたのかもしれない。
「ごめんね」
「は?」
「さすがにお父さんも許してくれないよね。大事なママなのに」
「は…あぁ…ちげーよ。逆だよ、逆」
「え?」
「こいつはお前を可愛がってただろ。なのになんで?こいつを殺すメリットがあったのか?」
あぁ。なんて可哀想なママ。
一瞬でも、もしかしたらママを心から愛してくれてる人が居たと思ったのに。
ねぇ、ママ。
ハナ達はやっぱり親子だね。
よく似てる。
早く帰ってきてって言ったのはハナなのに、ハナがお父さんに揺さぶられて起きた。
「ほんっと勝手だな。お前が急かしたんだろ」
「おはよ…。帰ってきてくれたんだ」
「はぁ…、なんだよコレ」
お父さんが横たわるママを顎で指した。
しゃがんで、ママの顔にかかった髪を払う。
汚れた顔は昨夜と何も変わってない。
「死んでるよ」
「そりゃそーだろ」
「もう死後硬直しちゃったかなぁ」
「お前がやったのか」
「そうだよ」
「お前なぁ…。よく平気で寝てられるよな。狂ってんのか?お前、俺よりヤバいぞ」
「そうかも」
「何で…」
今まで何人殺してきたって、お父さんがしつこく理由を聞いてきたことは無い。
やっぱり家族は別なのか。
なんだかんだ言って、お父さんは本当にママを愛してたのかもしれない。
「ごめんね」
「は?」
「さすがにお父さんも許してくれないよね。大事なママなのに」
「は…あぁ…ちげーよ。逆だよ、逆」
「え?」
「こいつはお前を可愛がってただろ。なのになんで?こいつを殺すメリットがあったのか?」
あぁ。なんて可哀想なママ。
一瞬でも、もしかしたらママを心から愛してくれてる人が居たと思ったのに。
ねぇ、ママ。
ハナ達はやっぱり親子だね。
よく似てる。