スキナダケ
「今日はありがと。パパから連絡来た時はびっくりしちゃった」

「うん。僕も夕海から聞いた時は驚いた。正直…華楽くんには嫌われてると思ってたから…」

妙に照れた感じで彼氏が笑う。
嫌われてると思ってた、じゃない。
嫌いだ。
嫌いだから呼んだんだ。
勘違いするな。

それにハナに嫌われてる=自分のほうが夕海にとって優位な立場にあるって自覚してるってことだ。

本当に胸糞悪い害悪だな。

今までは自殺志願者達が望んだから殺してあげた。
そこにハナの意志はあんまり関係なくて、ただ興味があったから利用させてもらっただけだ。

今は違う。
明確な殺意がある。
絶対にこいつを殺したい。

こいつを殺す為にハナの呼吸が続いてるって言ってもいい。

殺したい。殺したい。
絶対に、どうしても。

「ハナちゃんは一方的に嫌ったりしないよねぇ」

もうーって言いながら、夕海が彼氏の肩をはたく。
その肩をさすりながらヘラヘラ笑う彼氏。

あぁ。早く、その表情を恐怖で歪ませてやりたい。
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