再び、光が差す-again-〈下〉
「過去に、囚われてるから、時間が止まってるんだよ!」

「…なんも知らねぇくせに、俺に説教でもする気か?」

「聡さん達は、あなたに戻って来て欲しそうだった!雪希が襲われて、それがあなたかもしれないってなっても、みんなあなたを信用してるから誰もあなたを責める人はいなかった!
あなたはそんな事しないってみんな口々に揃えて言ってた!
そんな彼らを傷つけて心が痛まないの!?」


少しでも良心があるなら、少しでも罪悪感があるならお願いだからAgainに何もしないで。


「痛む心なんてもう無い」


私の願いは杏樹には届くことはなく、鼻で笑い嘲笑うと部屋を出て行った。

冷たい扉が閉まるのを私は唇を噛みしめ、睨みながら見ていた。


「アイツ狂ってるよ、とりあえずここから逃げることを考えよう」

「でもどうやって?」


この部屋は窓一つ無い。

あるのは硬い扉一つだけだ。
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