パステル☆クレヨン
「許してくれるなんて…優しい先輩ですね!!」

私がそう言った途端、2人の動きが止まった。

えっ私…なんかおおげさな発言しちゃった!?

「あっはっはっはっは!!」

イキナリ太田くんが笑い出した。私は恥ずかしくて顔を下に向けた。

「そんなに笑わないでほしいよ///あたしがおおげさな発言したからって」
「いやぁ俺が笑ってるのはそのことじゃないんだけど…」
「じゃあ何よっ!」

私は太田くんを軽く叩く。

太田くんは、男子の先輩の方を指差しながら言う。

「あのさ、こいつの今着ている体操着の胸の校章の色、よく見てみな」

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