パステル☆クレヨン
「あの…」

私は勇気をふりしぼって、その先輩に話しかけた。

「この前はぶつかって食器を散らかしてしまったあげくに、拾うのも手伝わなくてすみませんでした!!」

太田くんも先輩も驚いた顔をしている。

「あの…ぶつかったっていつのこと…?」
「あっはい。確か先週ぐらいだったと思いますが」

その先輩は、しばらくうーんと頭を抱えていた。そして…

「分かった。何となく思い出しましたね!」
「本当ですか!あの時は申し訳ございませんでした」
「別に…もうそんなこと気にしてないし…」

私はホッとした。前のことだけどちゃんと謝ることができて良かったー。

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