義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>
「お義母様かわいい!」
 かわいい?
「ねぇ、そう思うわよね?すごくかわいい!」
 興奮気味にエリエッタが侍女に話しかけて同意を求めている。
「ええ、シャリア様はとても可愛らしいです」
 侍女が頷く。
 可愛い?一体どういうこと?あの薬は何だったの?
「ほら、お義母様見て!」
 エリエッタに促され、鏡に視線を向ける。
 そこには、エリエッタよりも頭半分ほど背の低い少女が映っていた。
 茶色の髪に、薄茶の瞳。目鼻立ちは全体的に小ぶりながら、バランスよく配置されている。何よりふっくらと柔らかそうな頬とくりっとした瞳で、髪の毛の色も相まってリスのような可愛らしさがある。
 美人と言うわけではないが非常に愛らしい顔をした少女だ。
「あれ……誰かに似ているような……」
 どこかで見た顔と、呟くと鏡の中の少女も同じように口を動かした。
「え?何、何?」
 驚いて鏡を指させば、少女も鏡の中から指をさす。
「似てるも何もお母様だもん。これね、お父様が手に入れた若返りの薬。20歳くらい若返るんだって!だから、今のお義母様は私と同じ年でしょ?」
 いえ、違うわ。20歳若返ったら、リードルと同じ年。17歳よ。と、頭の中で冷静に計算する。
「これで、一緒に学校に入学できるね、お義母様!」
 エリエッタが嬉しそうに私の腕を取った。
 いや、えっと、ちょっと待って。どういうこと?

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