義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>
 悲しそうな顔をしているのはレーゼレーラ様が、そういう家庭に育ったからなのだろうか?
 そうよねぇ。
「条件だけ良くても不幸になる結婚もあれば、条件は悪いけれど幸せになれる結婚もあるのよねぇ……難しいわね」
 エリエッタやリードルの婚約者選び……本人の気持ちが第一だけれど。不幸になる芽だけは詰んであげたい。
 いいえ、不幸になる芽など、焼き払ってくれますわ!
 私の可愛い子供達を不幸にするようなやからは、死に値するどころじゃないわよっ。
「皆様のご両親も、子供であるあなた方が幸せになれれば嬉しいはずですわ!そうに違いありません。皇太子妃を目指させるのも、きっと皇太子妃になったら幸せになれると思ってのこと。年の離れた人のところにでも嫁がせようとするのは、平民になっては不幸になるだろうと思ってのこと!」
 ほら、私だって幸せになれたのですもの。
 年の離れた人の後妻だったけれど、でも、格上の辺境伯に嫁いだのよ?伯爵家の私が。行き遅れなのに。
 格下の子爵家でも男爵家でもなく、同格の伯爵家でもなく。一つ上の侯爵家でもなく。二つも上の辺境伯家に嫁いだのよ。
 そうそう、王都から離れているのも、もしかしたら、社交界の噂の的にならないようにと配慮されていたのかもしれませんわ。
「もしかすると、この方になら嫁いでもいいです、この方は嫌ですと具体的に話をすれば聞いてくださるかもしれませんわ」
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