義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>
 立食形式のパーティーで、ダンスフロアもある。皆制服を着ているけれど、楽団も準備されていてちょっとした舞踏会だ。
 ……生の音楽演奏を聞くなんていつぶりだろう。
 もちろん、エリエッタとリードルのダンスのレッスンはピアノ演奏者を御願いしていたけれど……。ピアノ以外の楽器もある音楽。
「お義母様、ダンスを」
 リードルが、私とエリエッタの元に来て手を差し出した。
「え?私?」
 首をかしげる。
 リードルを見ている女生徒は多い。
 他の人と踊ったらいいんじゃない?
「ああ、いた。聞いたよ、リアちゃん。今年から、リアちゃんがこの学園のトップなんだって?」
 リードルの手を取るのを戸惑っていると皇太子が現れた。
「ええ、そうですわ。この学園の女子生徒の中で、一番はおか……リアです!」
 エリエッタが胸を皇太子に胸を張った。
「そうですわよね、お兄様」
 エリエッタの言葉にリードルも頷いた。
「もちろん。エリエッタよりもリアが一番だ。一番……大切」
 これこれ、リードル。大切だと言ってもらえるのは嬉しいけれど、実の妹の方が大切でしょう。血のつながった唯一の家族なのですから。まぁ、逆に、血がつながっている大切な家族だからこそ、気を使うことなくずけずけと物が言えるというのもあるんでしょうね。
「じゃぁ、ファーストダンスよろしく」
「「「え?」」」
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